香川県外居住の相続人が香川県に在住の後妻に遺産分割を求めた事例
- 2022.01.28
【ご依頼者様の属性】
年代:50代
お住まいのエリア:香川県外
相続人との関係:息子、娘
遺言の有無:なし
相続財産の種類:預貯金、生命保険、車両、不動産(自宅)
【相手方】
年代:60代
お住まいのエリア:県内
相続人との関係:被相続人の後妻
【ご相談のきっかけ、背景】
ご依頼者様のお父様が他界しました。相続人は、ご依頼者様らと、お父様の後妻の3名です。後妻とは、これまでコミュニケーションがほとんどありませんでした。相続発生後、少し話をされたようですが、不信感が募る結果となってしまったようです。
遺産の調査などからしていただき、円滑に解決してほしいということで当事務所にお問い合わせいただきました。
【当事務所の対応】
まず始めに相手方本人に通知を送り、ご依頼者様には連絡せず、当事務所のほうに連絡するようお願いしました。それと平行して、お父様の遺産調査を開始しました。調査の結果、2300万円程度の遺産があることが分かりました。
相手方に遺産の内容と分割方法についての提案をこちらから致しました。相手方には代理人弁護士がつき、順調に交渉が進みました。
【結果】
・ご依頼者様らは、それぞれ遺産の4分の1ずつに相当する現金を代償金として取得することができました。
・解決期間はご相談いただいてから9ヶ月程度で解決できました。
【担当弁護士よりひとこと】
遺産の内容や評価を事前にしっかりと調査検討した上で相手方も納得するであろう分割案が提案できれば、相手方の感情を害することなく、円滑に解決することができます。
相続について、よく分からない状態で話し合いを始めるのではなく、しっかりと準備をした上で、話し合いを始めた方が結果として早期解決に至るケースも多くあります。どんなことを準備したらよいか分からないというかたは、話し合いを始める前に弁護士にご相談ください。